会社のホームページが古いままになっている。気にはなっているけれど、何から手をつければよいかわからない。作り直すべきなのか、それとも直せば使えるのか。そんな状態のまま、数年が過ぎていることは珍しくありません。
この記事では、「古いホームページ」とはどういう状態を指すのか、放置するとどうなるのか、そして残す・直す・作り直すをどう判断すればよいのかを整理します。
「古いホームページ」とは、いつ作ったかではなく今どういう状態か
ホームページが古いかどうかは、実は「何年前に作ったか」だけでは決まりません。10年前に作ったサイトでも、内容が更新され続けていれば現役です。逆に、3年前に作ったサイトでも、事業内容が変わって放置されていれば、訪問者にとっては「古いホームページ」です。
古さが問題になるのは、主に次の3つの面です。
内容の古さ。 料金、営業時間、住所、サービス内容、スタッフ紹介などが実際と合わなくなっている状態です。訪問者が古い情報を信じて行動すると、行き違いやトラブルの原因になります。
技術の古さ。 スマートフォンで見づらい、SSL(通信の暗号化)に対応しておらずブラウザに警告が出る、WordPressなどのシステムが何年も更新されていない、といった状態です。見た目には気づきにくくても、検索結果での評価やセキュリティに影響します。
体制の古さ。 作った人と連絡が取れない、管理画面のログイン情報がわからない、ドメインやサーバーの契約先が不明、という状態です。内容や技術より見過ごされがちですが、いざ直そうとしたときに最初の壁になるのがここです。
このうちどれに当てはまるかで、取るべき対応は変わります。
放置するとどうなるか
古いホームページをそのままにしておくと、時間の経過とともに次のようなことが起こります。
信頼への影響。 最終更新が何年も前のお知らせ、終了したサービスの案内、退職したスタッフの紹介などが残っていると、「この会社は今も営業しているのだろうか」という印象を与えます。
表示・機能の停止。 SSL証明書の期限切れで警告が出る、サーバーやドメインの契約切れで表示自体が消える、問い合わせフォームが動かなくなる、といった形で、ある日突然表面化します。
セキュリティのリスク。 更新されていないWordPressやプラグインは、改ざんや乗っ取りの入口になりやすい部分です。
放置のリスクについては、別の記事で詳しく整理しています。
残す・直す・作り直すの判断基準
古いホームページへの対応は、大きく3つに分かれます。すべてを作り直す必要はなく、状態によっては小さな手当てで十分な場合もあります。
残す:土台がしっかりしている場合
事業内容とサイトの構成が今も合っていて、管理情報も把握できているなら、古い情報の整理と更新だけで現役に戻せます。終了したサービスの案内を外し、料金や連絡先を今に合わせ、古いお知らせを整理する。これだけで印象は大きく変わります。
何をどの順に確認すればよいかは、チェックリストにまとめています。
直す:部分的な問題がある場合
スマートフォン対応、SSL対応、特定ページの作り直し、フォームの修理など、問題が特定の箇所に絞られるなら、部分的な修正で対応できます。全面リニューアルに比べて費用も期間も小さく済みます。
作り直す:土台から合わなくなっている場合
事業内容が大きく変わってサイトの構成自体が合わない、システムが古すぎて部分修正のほうが高くつく、管理情報が失われていて復旧より新設のほうが早い。こうした場合は、リニューアルを検討する段階です。
リニューアルの判断基準や進め方、費用が決まる仕組みは、別の記事で整理しています。
判断の前に、まず現状を確認する
残す・直す・作り直すのどれになるかは、現状を確認しないと決められません。確認する順番は次のとおりです。
まず、管理情報。ドメインとサーバーの契約先、管理画面に入れるか、作った人・会社と連絡が取れるか。ここが不明のままでは、直すことも作り直すこともできません。
次に、内容。今の事業内容と合っているか、古い情報がどれくらい残っているか。
最後に、技術。スマートフォンでの見え方、SSLの状態、システムの更新状況。
この順で確認すると、自分のサイトがどの段階にいるかが見えてきます。
よくある質問
何年経ったらホームページは古いといえますか?
年数だけでは決まりませんが、目安として5年以上更新していない場合は、内容・技術のどちらかに実態とのずれが生じていることが多いです。特にスマートフォン対応とSSL対応は、対応していないこと自体が「古さ」のサインになります。
古いホームページは検索結果で不利になりますか?
古いこと自体が直接の減点になるわけではありませんが、スマートフォンで見づらい、SSL未対応、内容が更新されていないといった状態は、検索結果での評価に影響します。また、実際の検索者がタイトルや説明文を見て「情報が古そうだ」と感じれば、クリックされにくくなります。
作った人と連絡が取れなくても見直せますか?
多くの場合、可能です。ドメインやサーバーの契約情報をたどることで、管理を引き継げるケースが少なくありません。契約者名義や支払い記録が手がかりになります。
費用をかけずにできることはありますか?
古いお知らせの整理、終了したサービス案内の削除、連絡先や営業時間の修正は、管理画面に入れる状態であれば自社でも進められます。まず「消すべきもの」を外すだけでも、訪問者に与える印象は変わります。
古いホームページの見直しは、現状の確認から
古いホームページをどうするかは、「古くなったから作り直す」ではなく、今の状態を確認したうえで、残す・直す・作り直すに分けて判断するのが遠回りのようで確実です。
当サイトを運営するオフィスピコッツでは、京都・滋賀を中心に、古いホームページの見直しに関する相談をお受けしています。「どこから確認すればよいかわからない」という段階からで構いません。現状の整理からお手伝いします。
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