ホームページを更新したい。でも、何をどう更新すればいいのかわからない。
そもそも自分で更新できるのか。管理画面の場所も、操作の方法も知らない。前の担当者に任せきりだった。頼んでいた会社と連絡が取れない。
ホームページの更新は、作ることに比べて説明される機会が少なく、「持っているけれど触ったことがない」という方が多い部分です。
この記事では、ホームページの更新について、何が更新できるのか、どうやって更新するのか、更新できないときはどうすればよいのかを、順番に整理します。
ホームページの「更新」には2種類ある
まず、更新という言葉には2つの意味があります。混同されやすいので、最初に分けておきます。
内容の更新
ページの文章や写真を新しくする、お知らせを追加する、料金を書き換えるといった、掲載内容を変える作業です。この記事で主に扱うのはこちらです。
システムの更新
WordPress本体やテーマ、プラグインを新しいバージョンにする作業です。安全にホームページを動かし続けるために必要ですが、内容の更新とは性質が違います。長年放置している場合の対応はWordPressを長年更新していない場合に確認することで解説しています。
どちらも「更新」と呼ばれますが、担当する人も、頻度も、必要な知識も異なります。
何を更新すればよいのか
内容の更新について、優先度の高い順に整理します。
1. 事実と違っている情報(最優先)
営業時間、定休日、住所、電話番号、料金、サービス内容。これらが実際と違っていると、お客様に迷惑がかかり、機会を失います。他の更新より優先してください。確認すべき箇所は住所や電話番号が変わったときにホームページで更新すべき場所にまとめています。
2. 終わったのに残っている情報
終了したキャンペーン、過去のイベント告知、すでに提供していないサービス。「受付中」に見える状態は、問い合わせのすれ違いにつながります。
3. お知らせ・新着情報
最新のお知らせが数年前だと、見た人は「今も営業しているのか」と不安になります。年に数回でも更新があれば、その印象は避けられます。何を書けばよいかはホームページのお知らせに何を書けばいいのか|更新が止まっているときの再開の仕方で紹介しています。
4. 写真・実績
スタッフや店舗の写真、施工事例や納品事例。信頼につながる部分ですが、緊急性は上の3つより低くなります。
すべてを一度にやろうとすると続きません。まず1と2を片付ける、と決めるだけで十分です。
自分で更新する手順
WordPressで作られたホームページの場合、基本的な流れは次の通りです。
手順1: 管理画面にログインする
ホームページのアドレスの後ろに「/wp-admin/」を付けてアクセスすると、ログイン画面が表示されます。IDとパスワードを入力して入ります。
手順2: 更新したいページを開く
- お知らせやブログ → 左メニューの「投稿」
- 会社概要やサービス紹介などのページ → 左メニューの「固定ページ」
一覧から該当のものを選んで「編集」をクリックします。
手順3: 内容を書き換える
文章はクリックして直接編集できます。写真を差し替える場合は、古い画像を選んで削除し、新しい画像をアップロードして挿入します。
手順4: 保存して確認する
「更新」ボタンを押して保存し、実際のページを開いて表示を確認します。パソコンとスマートフォンの両方で確認してください。文字を直しただけのつもりが、レイアウトが崩れていることがあります。
触らない方がよい場所
管理画面には、内容の編集以外の項目もあります。「外観」の中のテーマ編集、「プラグイン」の追加・削除、「設定」の中の各種項目は、仕組みに関わる部分です。操作の意味がわからないまま触ると、表示が崩れたり、サイトが表示されなくなったりすることがあります。
判断の目安は、「投稿」「固定ページ」「メディア」の中で完結する作業は自分で、それ以外は相談、です。
更新できないときの原因と対処
「更新したいのにできない」という場合、原因はいくつかに分かれます。
管理画面のIDやパスワードがわからない
最も多い原因です。担当者の交代、メモの紛失、制作会社に任せきりだった、といった理由で起こります。多くの場合、再発行や再設定が可能です。手順はホームページのログイン情報がわからないときの確認ポイントを参照してください。
管理画面が存在しない
ホームページビルダーなど、パソコンのソフトで作られたホームページには管理画面がありません。この場合、そのソフトと元データがないと更新できません。対処はホームページビルダーなど古いソフトで作ったホームページを見直すときの確認ポイントで解説しています。
作った人・管理会社と連絡が取れない
更新を依頼していた相手と連絡がつかないケースです。この場合は、まず契約とデータの所在を確認します(ホームページを作った人と連絡が取れないときの確認ポイント)。
操作方法がわからない
ログインはできるが、どこを触ればよいかわからないという場合です。この場合は、更新したい箇所を具体的にして相談すれば、手順を教えてもらえます。一度教われば、その後は自分でできるようになる部分も多くあります。
更新すると表示が崩れる
編集すると意図しない見た目になる場合、テーマやプラグインが古い可能性があります。無理に触らず、状態の確認から始めてください(ホームページの表示が突然崩れたときに確認すること)。
自分で更新するか、依頼するか
すべてを自分でやる必要も、すべてを依頼する必要もありません。分担するのが現実的です。
自分でやりやすいこと
- お知らせの投稿
- 文章の一部書き換え
- 写真の差し替え(データがあれば)
- 営業時間や休業日の変更
依頼した方がよいこと
- 新しいページの追加やデザイン変更
- スマートフォン表示の調整
- フォームの設定変更
- システムの更新
- 表示の不具合の修正
依頼する場合、頻度によって形が変わります。年に数回なら都度依頼、毎月何かしら発生するなら月額の保守契約の方が総額を抑えられることがあります。費用の仕組みは古いホームページの修正・更新にかかる費用はどう決まるのか、依頼の伝え方はホームページを修正・改修したいときの進め方|どこまで直せるかで解説しています。
更新を続けるための体制
更新が止まる原因は、忙しさよりも「決まっていないこと」にあります。次の3つを決めておくと、続きやすくなります。
誰がやるか
担当者を決めます。決まっていないと、誰も手をつけません。担当者が交代するときの引き継ぎ項目はホームページ担当者が退職・交代するときの引き継ぎチェックリストにまとめています。
いつやるか
「気づいたとき」ではなく、時期を決めます。年末年始・GW・お盆の休業案内を出すタイミングで、あわせて他の情報も見直す、という形にすると、年3回の点検が自動的に入ります。
手順を残す
ログイン情報、更新手順、注意点を1か所にまとめておきます。担当者が交代しても引き継げますし、久しぶりに触るときにも迷いません。
よくある質問
更新頻度はどれくらいが適切ですか?
情報が事実と合っている限り、頻繁な更新は必須ではありません。目安としては、お知らせが年に2〜3回、掲載情報の点検が年に1回あれば、「放置されているサイト」には見えません。毎週更新しなければいけない、という決まりはありません。
更新すると検索順位に影響しますか?
内容を改善する更新は、長期的にはプラスに働きます。ただし、更新しただけで順位が上がるわけではありません。むしろ注意したいのは、検索から読まれているページを削除したり、大幅に内容を削ったりすることです。この場合は流入が減ることがあります。
更新を頼んでいた会社を変えたいのですが、可能ですか?
可能です。ただし、サーバーやドメインの契約名義、データの引き渡し条件を先に確認する必要があります。手順はホームページの管理会社・保守会社を変更したいときの進め方で解説しています。
何年も更新していません。今から再開できますか?
できます。ただし、内容の更新の前に、管理画面に入れるか、システムが古くなっていないか、契約が生きているかの確認が必要です。順番と手順は何年も放置したホームページを再開するときの手順にまとめています。
まとめ
ホームページの更新は、「事実と違う情報を直す → 終わった情報を外す → お知らせを出す」の順に進めれば十分です。すべてを完璧にする必要はありません。
そして、更新できない場合の原因は、操作の難しさよりも、ログイン情報がわからない、管理画面がない、頼む相手がいない、といった管理面にあることがほとんどです。この場合は、更新方法を調べるより、まず管理情報の確認から始めてください。
更新できる状態になっているか確認したい、何から更新すればよいか整理したい、という場合は、現状の確認からお手伝いしますので、お気軽にご相談ください。
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