ホームページ見直し

ホームページを修正・改修したいときの進め方|どこまで直せるか

ホームページの一部を直したい。全部作り替えるほどではないけれど、気になるところがある。

料金が変わったのに古いままになっている。写真を新しくしたい。スマートフォンで見たときにボタンが押しにくい。問い合わせフォームの調子がおかしい。

こうした「修正」や「改修」は、ホームページを持っている限り必ず出てきます。しかし、いざ直そうとすると、どこまで直せるのか、誰に頼めばいいのか、いくらかかるのかがわからず、そのままになってしまうことも多いものです。

この記事では、ホームページの修正・改修について、直せる範囲、進め方、依頼の仕方を整理します。

修正・改修・リニューアルの違い

まず、言葉の整理をしておきます。厳密な定義があるわけではありませんが、実務では次のように使い分けられることが多いです。

修正

今あるものを直す作業です。文字の書き換え、写真の差し替え、リンクの修正、不具合の解消など。ページの構成やデザインは基本的にそのままです。

改修

修正より範囲が広く、ページの追加や作り替え、部分的なデザイン変更、機能の追加などを含みます。サイト全体は残しつつ、必要な部分を作り直すイメージです。

リニューアル

サイト全体を作り直します。デザイン、構成、システムを新しくします。

多くの場合、必要なのは修正か改修です。「古くなったからリニューアル」と考える前に、直したい箇所を書き出してみると、実は修正で足りることも少なくありません。リニューアル全体の進め方についてはホームページのリニューアルとは|判断・進め方・費用の基本で解説しています。

修正で直せること

まず、比較的簡単に直せる範囲です。

文字・文章

料金、営業時間、住所、電話番号、サービス内容、会社概要。掲載されている文章は、基本的にすべて修正できます。

注意したいのは、同じ情報が複数のページに載っていることです。料金を1ページだけ直しても、他のページに古い料金が残っていると、見た人が混乱します。修正するときは、同じ情報がどこに載っているかを先に洗い出してください。確認すべき箇所は住所や電話番号が変わったときにホームページで更新すべき場所ホームページの古い料金表を見直すときの注意点で整理しています。

写真・画像

写真の差し替えは、データさえあれば簡単な作業です。ただし、バナーやヘッダーなど文字が入った画像は、画像自体を作り直す必要があります。

ページの追加・削除

新しいサービスのページを足す、終了したサービスのページを消す、といった対応も修正の範囲です。ただし削除する場合は、そのページに検索からのアクセスがないかを先に確認してください。

リンクの修正

リンク切れや、間違ったページへのリンクは修正できます。

問い合わせフォームの調整

項目の追加・削除、通知先の変更などは対応できます。フォームからのメールが届かない場合は、ホームページの問い合わせフォームが届かないときに確認することを確認してください。

改修で対応できること

修正より少し大きい範囲です。

特定ページのデザイン変更

トップページだけ、サービスページだけ、といった単位でデザインを作り替えることは可能です。サイト全体をリニューアルするより、費用も期間も抑えられます。

スマートフォン表示の改善

部分的な見づらさであれば、調整で改善できることがあります。ただし、サイト全体がスマートフォンに対応していない構造の場合は、改修では限界があります(ホームページがスマートフォンで見づらいときに確認すること)。

問い合わせ導線の改善

ボタンの位置や見せ方、ページ同士のつながりを整える作業です。デザインを大きく変えずに、問い合わせにつながりやすくすることができます。

ページ構成の整理

メニューの並び替え、ページの統合、不要なページの整理など。情報が増えすぎて分かりにくくなっている場合に有効です。

SSL対応・表示速度の改善

技術的な改修です。サーバーの設定や画像の最適化などで対応します。

どこまでが改修で対応できるかの目安は、ホームページを部分修正で改善できるケースで詳しく紹介しています。

修正・改修では対応が難しいこと

一方、次のような場合は、修正や改修より作り直しの方が現実的です。

  • サイト全体がスマートフォンに対応していない古い構造
  • 編集する手段が失われている(古いソフトで作られ、そのソフトもデータもない)
  • WordPressやテーマが古すぎて、更新すると壊れる状態
  • ページ数が多く、構造から見直す必要がある
  • 事業内容が大きく変わり、全体の作り替えが必要

これらは「直せない」わけではありませんが、修正を積み重ねるより作り直した方が費用も時間も少なく済むことがあります。判断に迷う場合は、修正の見積もりと作り直しの見積もりを両方取って比べるのが確実です。

自分で直せる範囲

WordPressなど管理画面のあるホームページなら、次の作業は自分でできます。

  • お知らせ・ブログの投稿と編集
  • 固定ページの文章の書き換え
  • 写真の差し替え(データがあれば)
  • メニューの項目の追加・削除

一方、次の作業は自分で触らない方が安全です。

  • テーマファイルやプログラムの編集
  • プラグインの追加・削除(特に古いサイト)
  • サーバーの設定変更
  • データベースに関わる操作

判断の目安は、「管理画面の通常のメニューから、日本語でできることは自分で。それ以外は相談」です。触って壊れた場合、修正費用は元の作業より高くつくことがあります。

なお、管理画面に入れない場合は、そもそも自分で直せません。その場合はホームページのログイン情報がわからないときの確認ポイントから進めてください。

自分で更新するときの具体的な手順は、ホームページを更新する方法|誰が・何を・どう更新するかで解説しています。

誰に依頼するか

自分で対応できない部分は、外部に依頼します。依頼先の選択肢は次の通りです。

作った会社・保守契約先

サイトの構造を知っているため、最も確実です。保守契約があれば、契約範囲内で対応してもらえることもあります。

別の制作会社・個人

作った会社と連絡が取れない、対応が遅い、料金が合わないといった場合は、別の依頼先を探すことになります。この場合、現状の調査から始まるため、最初の依頼は少し費用がかかります。管理会社を変えたい場合の進め方はホームページの管理会社・保守会社を変更したいときの進め方で解説しています。

サーバー会社のサポート

サーバーの設定に関わる問題(SSL、メール、表示エラーなど)は、契約しているサーバー会社に相談できます。無料の範囲で対応してもらえることも多くあります。

作った人と連絡が取れない状態であれば、まずホームページを作った人と連絡が取れないときの確認ポイントの手順で、管理情報の確認から進めてください。ここが揃っていないと、どこに頼んでも作業に入れません。

依頼するときの伝え方

修正の依頼は、伝え方で結果が変わります。次の情報を揃えて渡すと、見積もりも作業も早くなります。

  • 直したいページのURL(トップページから説明するより確実です)
  • どこを・どう直したいか(「ここの料金を1万円から1万2千円に」のように具体的に)
  • 新しい文章や写真(用意できるものは先に渡す)
  • いつまでに直したいか
  • 管理画面のログイン情報の有無

特に効果的なのが、直したい箇所のスクリーンショットに印を付けて渡すことです。文章で説明するより早く、誤解も起きません。

また、直したい箇所が複数ある場合は、まとめて依頼してください。1件ずつ依頼すると、そのたびに確認と作業のやり取りが発生し、割高になります。費用の仕組みは古いホームページの修正・更新にかかる費用はどう決まるのかで詳しく解説しています。

修正の前に確認しておきたいこと

作業に入る前に、次の2点だけ確認しておくと安心です。

バックアップ

修正前の状態に戻せるよう、バックアップを取ってから作業します。依頼する場合は「バックアップを取ってから作業してほしい」と伝えてください。自分で作業する場合も、サーバーの自動バックアップが有効になっているか確認しておきましょう。

修正後の確認

修正が終わったら、パソコンとスマートフォンの両方で表示を確認します。文字を直しただけのつもりが、レイアウトが崩れていることもあります。フォームに関わる修正をした場合は、必ずテスト送信をしてください。

よくある質問

1か所だけの修正でも依頼できますか?

依頼できます。ただし、1件だけだと1回あたりの費用は割高に感じられることがあります。可能なら、他に直したい箇所がないかサイト全体を見てから、まとめて依頼するのが効率的です。今後も定期的に修正が発生しそうなら、月額の保守契約を検討する方法もあります。

修正したいのですが、作った会社がわかりません。

まず、サーバーとドメインの契約先を確認するところから始めてください。契約先がわかれば、管理情報の再発行や、他社への依頼が可能になります。手順はホームページのドメイン・サーバー管理がわからないときの確認ポイントで紹介しています。

修正を頼んだら「作り直した方がいい」と言われました。

その判断が妥当な場合もありますが、なぜ修正では難しいのかの説明を求めてください。「古いから」ではなく、「この構造では該当箇所だけの修正ができない」「テーマが対応していない」といった具体的な理由があるはずです。説明に納得できない場合は、別の会社にも見てもらう価値があります。

修正しても、また古くなってしまいます。

修正のたびに依頼するのではなく、自社で更新できる部分を増やすのが根本的な解決です。管理画面から直せる範囲を教えてもらい、手順を残しておくだけでも変わります。あわせて、更新を続けるための考え方はホームページのお知らせに何を書けばいいのか|更新が止まっているときの再開の仕方も参考にしてください。

まとめ

ホームページの修正・改修は、「直したい箇所を書き出す → 自分で直せるか判断する → 依頼先を決める → 具体的に伝える → 修正後に確認する」という流れで進みます。

文章、写真、リンク、フォームの調整といった多くの部分は、作り直さずに直せます。全部を新しくする前に、まず何をどう直したいのかを具体的にしてみてください。それだけで、必要な対応と費用の見通しが立ちます。

どこから直せばよいかわからない場合や、直せる範囲の判断に迷う場合は、現状の整理からお手伝いしますので、お気軽にご相談ください。

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