ホームページ見直し

住所や電話番号が変わったときにホームページで更新すべき場所

事務所や店舗を移転した。電話番号が変わった。FAXをやめた。市町村合併や住居表示の変更で、住所の表記が変わった。

こうしたとき、ホームページの会社概要ページを直して終わりにしていないでしょうか。

住所や電話番号は、ホームページの中の1か所だけに書かれているとは限りません。会社概要は直したのに、フッターには古い住所が残っている。地図が前の場所を指したまま。こうした「直し漏れ」は、とてもよくあります。

古い連絡先が残っていると、お客様が前の場所へ行ってしまったり、つながらない番号へ電話をかけてしまったりします。連絡がつかなかったお客様は、多くの場合、そのまま別の会社を探します。気づかないうちに、機会を失っているかもしれません。

この記事では、住所や電話番号が変わったときに、ホームページで確認・更新すべき場所を整理します。

ホームページの中で確認する場所

まず、ホームページ内で住所・電話番号が書かれている可能性のある場所を一覧にします。上から順に確認してみてください。

  • 会社概要・店舗情報のページ
  • フッター(全ページの最下部)
  • ヘッダー(電話番号を目立たせている場合)
  • アクセス・地図のページ
  • お問い合わせページ
  • トップページ(住所や電話番号を載せている場合)
  • 特定商取引法に基づく表記(ネット販売をしている場合)
  • プライバシーポリシー(連絡先を記載している場合)
  • 採用情報ページ(勤務地・連絡先)
  • 店舗一覧・拠点一覧のページ
  • よくある質問(住所や電話に触れている場合)
  • 過去のお知らせや記事(移転案内、営業案内など)

特に見落としやすいのがフッターです。フッターは全ページに共通で表示されるため、目立つわりに「いつもそこにあるもの」として意識から外れがちです。会社概要だけ直してフッターが古いまま、というケースは本当に多くあります。

文字以外の場所も確認する

住所や電話番号は、文字として書かれている場所だけではありません。次のような「文字検索で見つからない場所」も確認が必要です。

地図

アクセスページに埋め込まれた地図が、前の場所を指したままになっていることがあります。Googleマップの埋め込みを使っている場合は、新しい住所で埋め込みし直します。手書きの案内図の画像を使っている場合は、画像そのものの作り直しが必要です。

画像になっている連絡先

ヘッダーやバナーで、電話番号がデザインされた画像になっている場合があります。文章の置き換えでは直らないため、画像の差し替えが必要です。

PDFファイル

会社案内、パンフレット、注文用紙、地図などのPDFに、古い住所や電話番号が残っていることがあります。PDFはページ本文の修正とは別に、ファイル自体を差し替える必要があります。サイト内のPDFを一度洗い出して確認しておくと安心です。

バナーやサイドバー

「お電話でのお問い合わせはこちら」といったバナーに古い番号が入っている場合があります。

こうした場所は、サイト内検索や目視だけでは見つけにくいものです。全ページを開いて確認するのが確実ですが、ページ数が多い場合は、主要ページとテンプレート部分(ヘッダー・フッター・サイドバー)を優先して確認してください。

お問い合わせフォームの設定も確認する

見た目の住所・電話番号とあわせて確認したいのが、お問い合わせフォームの裏側の設定です。

移転にともなってメールアドレスや受信環境が変わった場合、フォームからの通知が古いアドレスに届き続けていることがあります。また、自動返信メールの本文に古い住所や電話番号が入っている場合もあります。

  • フォームの通知先メールアドレス
  • 自動返信メールの署名・本文
  • サンクスページ(送信完了ページ)の記載

フォームは「送信テストをして、実際に届くか確認する」ところまで行ってください。フォームが届かない場合の確認方法は、ホームページの問い合わせフォームが届かないときに確認することで詳しく紹介しています。

ホームページ以外で更新したい場所

住所や電話番号は、自社のホームページの外にも登録されています。ホームページを直しても、外部の情報が古いままだと、お客様はそちらを見て前の場所へ行ってしまいます。

  • Googleビジネスプロフィール(Googleマップや検索結果に出る店舗情報)
  • SNSのプロフィール(Instagram、X、Facebook、LINE公式アカウントなど)
  • 業界のポータルサイトや紹介サイト
  • 求人サイトの企業情報
  • 名刺やメールの署名(ホームページではありませんが、あわせて)

特にGoogleビジネスプロフィールは重要です。「会社名 + 地域」で検索したお客様は、ホームページより先にGoogleマップの情報を見ることが多いためです。ここが古いままだと、ホームページをいくら直しても、前の場所へ案内され続けてしまいます。

Googleビジネスプロフィールの直し方、オーナー権限の確認、勝手に情報が書き換わるときの対処は、ホームページとGoogleマップの情報が違うときに確認することで詳しく解説しています。

古い情報の扱い方

更新するときに迷いやすいのが、移転前の情報をどう扱うかです。

基本は「新しい情報に書き換える」で問題ありませんが、移転直後の期間は、「〇年〇月に移転しました」というお知らせを掲載しておくと親切です。以前の場所を知っているお客様が、間違いに気づけるためです。

一方で、移転のお知らせを何年も掲載し続ける必要はありません。時間が経ったら、通常のお知らせと同じように整理してよい情報です。古いお知らせの整理の考え方は、ホームページの古い情報を整理するときのチェックリストを参考にしてください。

また、住所変更をきっかけにホームページを見直すと、他にも古くなっている情報が見つかることがよくあります。営業時間、定休日、取扱サービス、料金、スタッフ紹介など、この機会にあわせて確認するのがおすすめです。サービス内容の見直しについては、サービス内容が変わったときにホームページで確認することで整理しています。

更新できない場合は、そのままにしない

ここまでの確認場所がわかっても、「そもそもホームページを更新する手段がない」という場合があります。

管理画面のログイン情報がわからない。作った人と連絡が取れない。更新を頼んでいた人がいなくなった。こうした場合でも、住所や電話番号のような基本情報の誤りは、放置しないことが大切です。実害に直結する情報だからです。

管理画面に入れない場合は、まずホームページのログイン情報がわからないときの確認ポイントの手順で、更新できる状態を取り戻すところから始めてください。

どうしてもすぐに更新できない場合は、先にGoogleビジネスプロフィールやSNSなど、自分で直せる場所だけでも新しい情報にしておくと、被害を減らせます。

よくある質問

Q. 電話番号を変えましたが、前の番号も併記した方がよいですか?

前の番号がまだ自社で使える(転送されるなど)場合を除き、併記はおすすめしません。古い番号の記載が残っていると、その番号が将来第三者に割り当てられたときに、無関係の相手へ電話がかかってしまう可能性があります。新しい番号だけを記載し、移転・変更のお知らせで変更した旨を伝える形が安全です。

Q. 直したはずなのに、検索結果に古い住所が表示されます。

検索結果への反映には時間がかかることがあります。ホームページ側が正しく更新されていれば、多くの場合は待っていれば反映されます。Googleマップ上の情報が古い場合は、Googleビジネスプロフィールの情報を更新してください。ホームページと外部サービスは別々に管理されているため、両方の更新が必要です。

Q. ページ数が多くて、どこに古い住所があるか探しきれません。

まず、全ページ共通のヘッダー・フッター・サイドバーと、会社概要・アクセス・お問い合わせなどの主要ページを優先してください。そのうえで、検索エンジンで「古い住所 site:自社のドメイン」のように検索すると、古い住所が残っているページを見つけられる場合があります。それでも不安な場合は、サイト全体の確認を専門家に依頼する方法もあります。

まとめ

住所や電話番号の変更は、会社概要を1ページ直して終わりではありません。フッター、地図、画像、PDF、フォームの設定、そしてGoogleビジネスプロフィールなどの外部サービスまで含めて、初めて「更新完了」です。

古い連絡先は、見た目の問題ではなく、お客様を間違った場所へ案内してしまう実害のある情報です。変更があったときは、この記事の一覧を上から順に確認してみてください。

ページ数が多くて確認しきれない場合や、そもそも更新する手段がない場合は、現状の整理からお手伝いしますので、お気軽にご相談ください。

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